
「狩猟って男性ばかりの世界じゃない?」そんなイメージを持つ女性は少なくありません。でも今は狩猟を始める女性、通称「狩りガール」が急増しています。
自然と向き合い、命と食をつなぐ狩猟は、地方移住や自分らしい暮らしを求める女性たちにとって、魅力的な選択肢になりつつあります。
そこで今回の記事では、狩猟に興味を持ち始めた女性に向けて、旭川の銃砲店「シューティングサプライ」が狩猟の始め方や不安の乗り越え方、得られる魅力までを解説します。
なぜ今、女子ハンターが増えているのか?

女性たちが狩猟の世界に足を踏み入れる背景には、現代の価値観を反映した明確な理由が存在します。ここでは主な要因を2つに分けて紹介します。
- メディアやSNSでの注目
- 自然志向・地方移住・の暮らしへの関心
メディアやSNSでの注目
テレビやYouTube、Instagramなどで女性ハンターの活動が取り上げられる機会が増えています。山での狩猟風景やジビエ料理の投稿は、力強くも美しく、「私にもできるかも」と感じさせてくれます。
特に「#狩猟女子」「#女性ハンター」などのハッシュタグを使った発信は、同じ悩みを持つ女性たちの共感を呼び、狩猟への関心を高めています。
自然志向・地方移住・の暮らしへの関心
コロナ禍以降、都会の喧騒から離れ地方移住や自然との共生に興味を持つ人が増えました。狩猟は、そんな暮らしの中で「食」と「命」をつなぐリアルな体験。
自給自足やサステナブルな暮らしを目指す女性にとって、狩猟はその延長線上にある選択肢で女性たちを惹きつける大きな理由となっています。
女性ハンターが狩猟を始めるためのステップガイド

では、実際に狩猟を始めるにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、初心者が踏むべき最初のステップを紹介します。
狩猟免許の取得方法
狩猟には「狩猟免許」が必要です。初心者には「わな猟」から始めるのが一般的で、筆記試験と適性検査を受けることで取得できます。
免許の種類 | 対象猟法 | 試験内容 |
---|---|---|
第一種銃猟 | 散弾銃・ライフル | 筆記・実技・適性検査 |
第二種銃猟 | 空気銃 | 筆記・適性検査 |
網猟又はわな猟 | むそう網・箱罠など | 筆記・適性検査 |
各都道府県の環境課や猟友会が実施する講習会に参加し、試験を受けることで免許を取得できます。講習会の日程や申込方法は、自治体の公式サイトで確認できます。
狩猟免許に関する詳しい内容は関連記事からご確認できますので、こちらも併せて見てもらえればより一層「狩猟免許」に関して理解が深まると思います。
女性ハンターならではの不安とその乗り越え方
狩猟に興味はあるけれど、「男性ばかりでちょっと入りづらい…」と感じる方は少なくありません。 しかし、現代においてそのような不安はすぐに乗り越えられます。
「男性ばかりで入りづらい…」という悩み
狩猟は一人で始めるにはハードルが高いため、地域の猟友会や女性向けのオンラインコミュニティに参加し、情報交換やサポートを受けながら実践的な知識を得ることが重要です。
最近では、女性限定の体験イベントや初心者向けの勉強会も増えており、SNSや移住支援サイトなどを通じて安心して参加できる環境が整いつつあります。
男性中心のイメージから心理的な不安を感じる女性もいますが、コミュニティへの参加やチームでの役割分担によって、体力面や精神的なハードルも十分に乗り越えることが可能です。
また、同じような悩みを持つ女性たちとつながることで、「私だけじゃない」と感じられることも大きな支えになります。
女性ハンターが得られるものとは?

狩猟を通じて得られるものは、食の安全だけではありません。ここでは、ジビエ料理の魅力と暮らしの変化についてご紹介します。
ジビエ料理の魅力と食の安全
狩猟で得られる最大の魅力の一つが、自ら獲った獲物をいただく「ジビエ料理」です。シカやイノシシの肉は、高タンパク・低脂肪で鉄分などのミネラルが豊富な、非常にヘルシーな食材です。
自らの手で命をいただき、それを調理して食べる経験は、スーパーで肉を買うのとは全く違う、食への感謝と命の尊さを教えてくれます。
ただし、野生鳥獣の肉は寄生虫やE型肝炎ウイルスのリスクがあるため、生食は絶対に避け、中心部まで十分に加熱することが鉄則です。
最近では、ジビエを使ったレシピ本や料理教室も増えており、女性ハンターが自ら発信するケースも多くなっています。
▶関連記事「ジビエ肉と寄生虫のリスク!安全に食べるための正しい調理法も解説」
まとめ
女性が狩猟を始めることは、単なる趣味の枠を超えた「暮らし方の選択」です。狩猟免許の取得やコミュニティへの参加など、最初の一歩は少し勇気がいるかもしれません。
でも、同じような思いを持つ女性たちが全国に増えている今、あなたの挑戦は決して孤独ではありません。自然と向き合い、命をいただくという体験は、食の安全や暮らしの豊かさにつながるだけでなく、自分自身の価値観を深めるきっかけにもなります。
まずは情報を集めてみることから。あなたの「やってみたい」が、未来の自分を変える第一歩になるかもしれません。この記事が、あなたの「最初の一歩」を力強く後押しできれば幸いです。
狩猟のギモン、YouTubeでお答えします
シューティングサプライでは、YouTubeチャンネルも運用しています。
「鹿を仕留める時のコツはある?」
「銃の値段が違うと何が違うの?」
「そもそも銃砲店の店内ってどんな感じなの?」
上記のような、実際のお客様から寄せられた質問に対し、動画でお答えしています。他のチャンネルには中々ない、現場のギモンも解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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