北海道猟友会とは?役割と加入方法を解説!狩猟を始めたい方は必見です

北海道で狩猟デビューを考えているあなたへ。

シューティングサプライの専門家として、私たちは日頃から多くのハンターの皆さんと接し、その活動をサポートしています。中でも「北海道猟友会」は、広大な北海道の自然と安全に向き合う上で、欠かせない存在です。

この記事では、私たちが実際にハンターの皆さんから聞く話や、公開されている公式情報に基づき、北海道の猟友会の役割や加入のメリット、具体的な加入方法について、専門家の視点から徹底解説します。

北海道猟友会とは?その役割と地域性

北海道猟友会は、大日本猟友会の傘下にある、北海道内の狩猟者を会員とする団体です。地域の市町村を単位とする支部を通じて活動しており、地域の獣害対策から新人育成まで、多岐にわたる役割を担っています。

①北海道猟友会の重要な役割

広大な面積と豊かな自然を持つ北海道では、エゾシカやヒグマによる農林業被害や、住民の生活環境への影響が深刻な問題となっています。

北海道猟友会は、市町村からの要請に基づき、これらの有害鳥獣の捕獲・駆除活動を主要な事業として行っています。

また、単なる駆除だけでなく、狩猟を通じて得た獲物に対する敬意も大切にしています。多くの支部では鳥獣供養祭を実施しており、命をいただくことへの感謝と畏敬の念を次世代に伝えています。

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②地域に根ざした活動スタイル

北海道猟友会は、道内を空知、石狩、後志などの各振興局エリアに分け、多数の支部を設置しています。

例えば、旭川支部は旭川市と旭川市に隣接している8町を管轄し、ヒグマ対策やエゾシカの管理に関する講習会を開催や、狩猟フェアといった一般市民に興味を持っていただくイベント、各地域特有の課題に対応した活動を展開しています。地域に密着した活動スタイルが、北海道の猟友会の大きな特徴です。

北海道の獣害事情と猟友会の取り組み

広大な自然と共生する北海道では、獣害対策が非常に重要な課題です。猟友会は、その解決に向けた最前線で活動しています。

①深刻化する有害鳥獣の現状

現在、北海道では特にエゾシカとヒグマによる獣害が深刻です。エゾシカは個体数が増加傾向にあり、農作物への被害や交通事故の主な原因となっています。また、ヒグマも市街地への出没が増え、住民の生活環境に大きな影響を与えています。

こうした現状に対し、猟友会は市町村からの要請に応じて有害鳥獣の駆除を請け負い、地域の安全を守る重要な役割を果たしています。

②猟友会が行う有害鳥獣駆除の実態

北海道猟友会は、単に駆除活動を行うだけでなく、狩猟者の技術向上と安全確保にも力を入れています。

  • ヒグマ対策

札幌支部では「ヒグマ防除隊員」の募集を行い、ヒグマの生態や捕獲時の注意点に関する専門講座を開催しています。これは、経験と専門知識を必要とするヒグマ猟に、安全かつ確実に対応するための重要な取り組みです。

  • エゾシカ対策

多くの支部でエゾシカの共同猟や、獲物の有効活用を目的とした解体・調理実習が行われています。これにより、捕獲した獲物を無駄にしない「命をいただく」という狩猟の精神を体現しています。

猟友会に加入するには狩猟免許の取得が前提

北海道猟友会に加入するためには、まず狩猟免許の取得が必須条件となります。狩猟免許は、狩猟を行うために必要な国家資格です。

①狩猟免許取得までの流れ

北海道で狩猟免許を取得するには、以下の手続きと条件があります。

  1. 事前申請

狩猟免許試験の受験を希望する場合、原則として事前申請が必要です。例として、令和7年度後期試験の事前申請は9月上旬に受付が開始されます。

  1. 本申請

狩猟免許試験会場を管轄する振興局に、申請書、医師の診断書、住民票、顔写真などの必要書類を提出します。

  1. 試験

知識試験、適性試験、技能試験のすべてに合格する必要があります。北海道猟友会では、これらの試験に備えるための予備講習を実施しており、初心者でも安心して挑戦できます。

狩猟免許取得後、お近くの支部猟友会に問い合わせることで、正式な加入手続きに進むことができます。

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猟友会に加入するメリットと具体的なサポート内容

狩猟免許を取得しただけでは、狩猟を始めるには十分なサポートとは言えません。猟友会に加入することで、以下の多岐にわたるメリットを享受できます。

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①充実した安全対策と保険

  • 狩猟事故共済保険

会員全員が、大日本猟友会の「狩猟事故共済保険」に加入できます(対人補償限度額4,000万円)。これにより、万が一の事故に備え、安心して狩猟活動に臨むことができます。

  • 安全用具の無償配布

新規会員には、安全狩猟用帽子やベストが無償で配布されます。これは、安全確保を最優先とする猟友会の姿勢を示しています。

③ベテランによる指導と技術向上

  • 先輩ハンターの指導

猟友会に加入する最大のメリットは、経験豊富な先輩ハンターから実践的な狩猟技術やマナーを学べることです。北海道ならではの広大なフィールドでの狩猟ノウハウや、獲物の解体・調理方法まで、マンツーマンで丁寧に指導を受けることができます。

  • 豊富な講習会

多くの支部が、ナイフの基礎と研ぎ教室、わな講習会、射撃大会など、会員向けの多様な講習会やイベントを企画しています。

③煩雑な手続きのサポート

  • 事務手続きの代行

狩猟登録や有害駆除申請、銃砲所持許可の更新など、煩雑な事務手続きを猟友会が代行してくれます。

  • 情報提供

国や道からの最新の狩猟情報が会報で迅速に提供されるため、法規改正や地域の情報を見逃すことがありません。

北海道の地域別猟友会ガイド

北海道猟友会は、広範な支部ネットワークを通じて、道内各地のハンターを支えています。

振興局名主な支部備考
石狩札幌支部江別、千歳、当別支部。
渡島新函館支部松前、木古内、森、八雲支部。
上川旭川支部士別、名寄、富良野支部。
オホーツク北見支部網走、紋別、美幌、津別、斜里、小清水、遠軽、滝上、興部、大空支部。
十勝帯広支部音更、上士幌、新得、清水、大樹、広尾、池田、本別、足寄支部。
釧路釧路支部厚岸、白糠、弟子屈、標茶支部。
根室根室支部中標津、別海支部。
※この他にも、空知、後志、胆振、日高、檜山、留萌、宗谷など、各振興局エリアに支部が設置されています。詳細は北海道猟友会公式サイトをご確認ください。

まとめ

北海道の猟友会は、単なる狩猟者の集まりではなく、地域の安全確保や自然環境の保全に不可欠な役割を担う専門家集団です。

加入することで、経験豊富な指導者との出会い、充実した安全対策、志を同じくする狩猟仲間といった、多くのメリットを享受できます。特に広大な北海道で安全に狩猟を楽しむためには、地域に根ざした猟友会のサポートが不可欠です。

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