熊のフンはどう見分ける?大きさや匂い、見つけた後の対処法も解説

Wild Brown Bear (Ursus Arctos) in the autumn forest. Animal in natural habitat. Wildlife scene

本記事では山中で熊のフンを見極めるための情報を掲載しています。熊のフンは特徴的な物の、事前に知っておかなければ見逃してしまう可能性もあるため、ご自身の安全のためにもぜひ内容をご覧ください。

※実際のフンの写真を掲載しておりますので、閲覧の際はご注意ください

熊のフンの特徴

まずは熊のフンの特徴を見ていきましょう。

熊のフンの大きさ

熊のフンの大きさは、それぞれ差があるものの多くは握り拳1〜2つ以上の大きさです。他の動物のフンに比べても非常に大きな塊になっているので、発見できた場合はすぐに熊だとわかります。

熊のフンはどんな匂いがする?

フンと聞くと臭いイメージがあるかと思いますが、熊のフンには悪臭が少なく、食べたものそのものの匂いがすると言われています。

植物を食べたら植物の香りが、果物を食べたらフルーティーな香りがすると言われており、想像するニオイとは大きく異なることでしょう。

熊は植物に対する消化能力が低いため、食べたものがそのまま排出されることが大きく影響しています。

熊のフンの見分け方

植物の繊維が残った熊のフン

まずは先述した通り、熊のフンは大きい塊になっていることが特徴です。

また、サルナシを食べた後は黄緑、サクラを食べた後は未消化の種がたくさんフンに残っているなど、食べたものによって大きく姿を変えます。シカの骨を食べた後は真っ白、草本類を食べた後は毛が生えたように繊維が混ざっていることもあるほどです。

基本は大きな塊になっているかで判断し、次に通常のフンとは異なる特徴(色・形・においなど)があるかで判断しましょう。特に植物の繊維が残っているかは判断しやすいポイントです。

熊のフンを見つけたらどうすればいい?

熊のフンを見つけた場合、可能であれば周囲に痕跡がないかを探します。新しい足跡がある場合は熊がまだ近くにいる可能性が高いため、警戒が必要です。足跡については以下の記事で詳しく解説します。

また、鳴き声がヒントになることもあります。フンを見つけた時には一度耳を澄まし、熊の声がしないか確認することも大切です。鳴き声については以下の記事で紹介しているためぜひご覧ください。

まとめ

熊のフンは大きく、握り拳1〜2個分以上の大きさな場合が多いです。

見た目については、食べた物の影響を大きく受けるため、時期によって見た目が異なります。特に繊維が残っている場合や種が残っている場合は熊のフンと判別しやすいです。

熊のフンを見つけた時は周囲に痕跡がないか、熊の鳴き声はしないかなど警戒をしましょう。

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