
「熊ってどれくらい生きるの?」
「寿命が短いんだとしたら、駆除しなくてもいいんじゃないの?」
動物の寿命は普段なかなか目にしない情報なので、気になりますよね。
そこで本記事では熊の寿命と成長、一年の過ごし方など生態について解説します。熊について知っておくことで、山の中での遭遇リスクを下げられます。
また、記事の後半では熊の天敵と個体数の関係についても触れていますのでぜひご覧ください。
熊の寿命は約20年

一般的に、熊の寿命は約20年と言われており、比較的メスの方が長生きすると言われています。
ただし、寿命の年数については個体差がある点にご注意ください。記録上では野生下で34歳のメスヒグマ、30歳のオスヒグマが確認されています。
また、動物園では環境が整っていることから、38歳まで生きた記録もあり、熊の寿命は環境によっても左右されます。
熊の成長速度

熊は個体差はあるものの、約300gほどで生まれます。1〜2月頃に生まれ、栄養たっぷりの母乳を飲み、冬眠明けにはなんと約2〜3kgほどまで大きくなる個体もいます。
春から秋にかけては、母熊と暮らして食べ物の取り方やコミュニケーションなどを学ぶ時期です。二度目の冬眠も母熊と冬眠し、その後約1歳半で親元を離れ単体での行動を始めます。
このように、熊は速い速度で成長し、独り立ちしていきます。
熊の一年の過ごし方

時期 | 概要 | 行動 |
3〜5月 | 冬眠明け | 低下した体力の回復をする |
6〜7月 | 繁殖期 | 交尾をして子どもをつくる |
8〜11月 | 飽食期 | 冬眠に向けてひたすら食べる |
12月〜3月 | 冬眠に入る | 何も食べずに過ごす |
特に冬眠については特徴的な過ごし方の一つです。そもそもなぜ冬眠するのか?冬眠中の熊は起きないのか?などについては以下の記事に記載しておりますのでぜひご覧ください。
熊に天敵っているの?
熊の天敵はかつて日本にも存在したオオカミでした。しかし、オオカミが絶滅してしまった今、日本の熊にとって天敵は存在しません。
そのため、熊の個体数は増え続けています。熊が増えたことによる影響などは以下の記事で解説しておりますので、あわせてご覧ください。
まとめ
熊の寿命は約20年といわれています。しかし個体差があり、寿命が長い個体では30歳を超えることもままあります。
成長速度も速く、数ヶ月の冬眠明けで体重が10倍近くになる個体もいるほどです。
シューティングサプライでは、この他にも熊の生態について解説した記事を公開しています。熊について知ることで、危険を回避できる場面も多々あるためぜひご覧ください。
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