
「熊の足跡はどんな形なの?」
「見分けるポイントはある?」
熊の足跡は、熊の存在に気付きやすい重要な痕跡の一つです。足跡を早く発見できれば、その分危険を避けられます。
本記事では、実際の熊の写真を掲載しつつ特徴を解説し、判別方法についても紹介していきます。山の中で熊の存在にいち早く気付くためにも、判別の術を身につけていきましょう。
熊の足跡の特徴

早速、熊の足跡の特徴を見ていきましょう。
熊の足跡の大きさ
9〜18cmほどの足跡で比較的大きい足跡なため発見しやすいです。ただし、大きさには個体差があります。大きさだけでなく後述する「熊の足跡の見分け方」とあわせてご判断ください。
また、前足と後ろ足で大きさが異なる点も特徴で、前足は猫の足跡のようで肉球のような形が特徴的です。後ろ足は爪の跡が残り人に近い足跡なことが多くあります。
前足は幅広、後足は縦長と覚えておきましょう。また、本州のツキノワグマよりも北海道のヒグマの方がやや大きい傾向にあります。
熊は足跡を戻る習性はある?
熊には「止め足」「戻り足」といった足跡の種類があります。
止め足とは、進行方向に進んでそのまま薮の中に入るなど、一方通行で隠れた場合の足跡です。戻り足は、自分のつけてきた足跡を、後退りながら引き返す時の足跡になります。

まず、先述した通り比較的大きい足跡であるため大きさで判別します。
次に、熊は対角線上の足を同時に動かして歩くことがあるため、後ろ足と前足の足跡が1セットで左右についているかの確認をしましょう。(写真のような足跡)
ただし、雪の上の足跡には注意が必要です。人間や鹿の足跡が広がり、大きな熊の足跡のように見えるケースがあるためです。
泥の上を歩いた後や、そのまま道路に出た場合は本来の大きさのままくっきりと残っていることがあります。
熊の足跡を見つけたらどうすればいい?

熊の足跡を見つけた時は、まずはその足跡が新しいものか古いものかを確認します。
例えば、雪の上で足跡を見つけたなら、足跡の上に雪は積もっているか、足跡周りの雪は溶けているかなどでおおよそ判別可能です。泥の上の場合は乾いているか、湿っているかで判断できます。
もし熊が歩いて間もない足跡の場合は周囲を警戒しましょう。痕跡としてはフン、聞こえる音としては鳴き声など手がかりを探し、熊が近くにいるかどうかを判断します。
痕跡については以下の記事で紹介していますので、事前にご確認ください。
まとめ
熊の足跡は他の動物と比較しても大型で、9〜18cmほどのものが多く見られます。前足や横幅広く、後足は縦長です。前足と後足は一対で残っていることが多く、大きさと配置から熊の足跡と判別できることがあります。
熊の足跡を見つけた時には、その足跡が新しいものか、周囲に痕跡がないかを確認しましょう。新しい足跡や痕跡が多く見られる場合、熊が近くにいる可能性があります。
熊に遭遇してしまった時の対処は以下の記事にまとめてありますので、あわせてご確認ください。
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