
銃を安全に運搬・保管するためには、適切な「覆い」が欠かせません。しかし「銃ケース」と「銃カバー」の違いが分からず、どれを選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、銃ケースと銃カバーの構造や使い分け、銃刀法における定義、選び方のポイント、そしておすすめ商品までをわかりやすく解説します。装備選びに自信を持ちたい方、法律を正しく理解したい方に向けた内容です。
銃ケースと銃カバーの違いとは?

ここでは主な要因を2つに分けて紹介します。銃ケースと銃カバーの定義・構造の違いと、使用シーンに応じた使い分けについて解説します。
- 銃ケース・カバーの定義と構造の違い
- 使用シーン別の使い分け
銃ケース・カバーの定義と構造の違い
銃ケースについて
ハードタイプまたは厚手のソフト素材で、銃全体を覆い、衝撃や湿気から保護する容器。内部にクッション材や仕切りがあるものも多く、長距離移動や保管に適しています。
銃カバーについて
布やナイロンなど軽量素材で作られた簡易的な覆い。銃の形状にフィットし、持ち運びや短時間の移動に向いています。折り畳み可能で収納性に優れます。
使用シーン別の使い分け
使用シーン | 推奨アイテム | 理由 |
---|---|---|
車での長距離移動 | 銃ケース | 衝撃・振動から保護できる |
射撃場での持ち運び | 銃カバー | 軽量で出し入れしやすい |
保管時(湿気対策) | 銃ケース(防水タイプ) | 密閉性が高く、湿気が防げる |
山中での移動 | 銃カバー(背負えるタイプ) | 両手が空き、機動性が高い |
銃刀法における「覆い」「容器」の意味と注意点

銃を運搬・保管する際には、銃刀法に基づいた「覆い」や「容器」の使用が義務付けられています。ここでは、法律上の定義と違反事例について解説します。
法律上の定義と解釈
- 銃刀法では、銃を「適切な容器または覆いに入れて運搬すること」が義務とされています。
- 「容器」とは、銃を完全に覆い、第三者が容易に取り出せない構造のもの(例:ファスナー付きケース)。
- 「覆い」とは、銃全体を布や袋などで包み、銃身や銃床が露出しない状態を指します。
違反事例と罰則
- 銃を裸のまま車内に置いた場合 → 銃刀法違反(罰則対象)
- 銃カバーが破れて銃身が露出していた場合 → 覆い不備とみなされる可能性あり
- 銃ケースのファスナーが開いたまま → 容器の不完全使用と判断されることも
罰則は最大で懲役または罰金が科される可能性があるため、日常的な確認とメンテナンスが重要です。
銃ケース・銃カバーの選び方ガイド

銃ケース・銃カバーの素材やサイズ選びのポイントを紹介します。自分の銃に合った装備を選ぶことで、安全性と使いやすさが格段に向上します。
素材別の特徴とメリット・デメリット
素材別の特徴とメリット・デメリットはこちらになります。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ナイロン | 軽量・防水性あり | 耐衝撃性は低め |
布(コットン) | 通気性が良く安価 | 水濡れに弱い |
ハードプラスチック | 高い耐衝撃性 | 重くかさばる |
本革 | 高級感・耐久性 | 高価・メンテナンスが必要 |
サイズ選びのポイント
- 銃の全長+スコープやストックの突起を考慮して選ぶ。
- 余裕がありすぎると中で動いて傷がつく可能性あり。
- 射撃場や猟場での出し入れのしやすさも重要。
紛失・破損時の対処法と代用品

山中で銃カバーを忘れてしまった・破れてしまった場合の応急処置の方法を解説します。
銃カバーを忘れた・破れた場合の応急処置
- 一時的な代用品として、厚手の布やタオルで銃全体を包み、ゴムバンドで固定する。
- コンビニやホームセンターで売られている大判の袋や工具袋も応急的に使用可能。
※ただし、正式な「覆い」と認められるかは状況によるため、速やかに正規品を用意することが望ましい。
まとめ
銃ケースと銃カバーは、構造・用途・法的な意味が異なります。正しく理解し、自分の銃や使用シーンに合った装備を選ぶことで、安全性と信頼性が高まります。
「装備がしっかりしている」と思われたい方にとっても、適切なケース選びは重要なポイントです。まずは素材やサイズ、法律の要件を確認し、商品を選びましょう。
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