散弾銃の照星交換方法と注意点を解説!買って後悔しないための必須情報

銃に最初からついている照星は、色が見にくい、サイズが大きいなど使っていて不満点が出てくる場合があります。

照星は交換可能なものが多いですが、選び方を知らないと射撃時に使いにくい照星を選んでしまうケースもあります。

そこで本記事では、散弾銃の照星交換方法から、交換時の注意点、おすすめの照星まで紹介します。今の照星に不満があるけれど、交換方法がわからない方にとって役立つ記事となっておりますので、ぜひご覧ください。

散弾銃の照星を交換する方法

照星には、ネジ式とはめ込み式、マグネット式のものがあります。まずは、ご自身の散弾銃に合う方式のものを選びましょう。

ネジ式の照星交換

ネジ式の照星交換はシンプルです。先端についている照星を回して取り、新しい照星をねじ込んでつけるのみです。

ただし、銃のメーカーによってネジのサイズが異なるためご注意ください。ネジのサイズは照星のパッケージ裏や販売ページに記載されていることが多いです。

はめ込み式の照星交換

リブにはめ込むタイプの照星は、挟み込むのみで完了するケースがほとんどです。ネジがあるものの場合は、ズレないようきっちり固定します。

バレルに被せてはめ込むタイプのものは、事前に両面テープや接着剤を塗ってから被せて固定しましょう。

はめ込み式を選ぶときは特に注意が必要です。銃身側の径と照星側の径が合わなければ無駄になってしまいます。必ず購入前に寸法を測ってから購入しましょう。

マグネット式の照星交換

マグネット着脱式のものも多く、簡単に交換できます。磁力の強いものが使われていることが多いため、射撃の反動でズレることは稀です。

ただし、メーカーの規格に対応していなければ使用できないためご注意ください。また、元々ついている照星が銃身に溶接されているタイプのものは、専門家に依頼し加工する必要があります。

交換するときの注意点

交換する時の注意点も見ていきましょう。

ネジ式のものは緩むことがあるため注意する

ネジ式の照星は、射撃の振動で緩むことがあります。そのため、狩猟・射撃に出かける前には必ず増し締めを行い、しっかり固定されていることを確認しましょう。

また、ネジ式の緩みを防ぐために、緩み留めの液体を塗布することも有効です。おすすめは「ロックタイト ねじロック222」です。

射撃時の距離を考えてから選ぶ

照星が大き過ぎると、中距離で見たときに獲物に被り過ぎてしまい、見えなくなることがあります。特にクレー射撃を行う場合は、やや小さめの照星にしておかないと命中率が下がる原因にもなりかねません。

自分が射撃する距離と、獲物の見え方を把握したうえで照星を選ぶことが重要です。また、中〜遠距離の場合は照門が必要になる場合もあります。

照門を用いる場合の調整方法とポイントは、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。

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おすすめの照星

基本的には、蛍光色など見やすい色の照星を選びましょう。特に狩猟やクレー射撃など、瞬間的な照準が求められる場合、見にくい色は命中率を下げる原因になります。

グリーンハート ファイバーフロントサイト

出典:Beretta “Green Heart” Front Sight (0.43″)

周りが蛍光オレンジ、中央が蛍光グリーンのため、咄嗟に狙う時に狙いやすい照星です。照門がセットになったものよりも安いため、まずは交換の練習をしたい、他の照星を試してみたいという方におすすめです。

HIVIZ 2 in 1 SHOTGUN SIGHT

出典:https://www.hivizsights.com/product/two-in-one/

磁力で銃身につくタイプの照星です。やや値は張りますが、特に人気が高く、1セットで4通りの見方が試せます。(赤丸、緑丸、赤三角、緑三角)

照星の中でも明るめで見やすく、狩猟からクレー射撃まであらゆるシーンで活躍してくれます。

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TRUGLO TG90D

出典:https://www.truglo.com/glo-dot-universal/

蛍光部分がやや小さめで、値段もミドルクラスの試しやすい照星です。中距離での射撃やクレー射撃を行う人におすすめ。傾向部分のファイバーが長いため、より明るく見えます。

装着方法は、3Mなどの両面テープで上から貼り付けるタイプのものです。貼り付けの際には銃身側の油を拭き取ってから貼り付けましょう。

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TG960 トゥルーポイントターキーユニバーサル

出典:https://www.opticsplanet.com/truglo-tru-point-xtreme-turkey-deer-universal-sight.html

散弾銃のベンチリブに取り付けられる照星・照門です。照門は緑色の蛍光で、照星は赤色の蛍光で光るため狙いがつけやすい特徴を持ちます。

さらに照門には水平器がついており、上下左右の調整が可能です。スコープは値段的に厳しいけれど、命中率を上げたい、中距離射撃もしたいという人におすすめのアイテム。

まとめ

散弾銃の照星は主にネジ式、はめ込み式、マグネット式のものがあります。最初に確認すべきは、どのタイプが自分の散弾銃に合うかと、直径などサイズが対応しているかどうかです。

ネジ式の場合は射撃の反動で緩むこともあるため、事前に緩み止めを塗布しておくことをおすすめします。両面テープで貼り付けるだけのタイプのものは、銃身側の油を取って、3Mなどの粘着力の高いテープで固定しましょう。

また、射撃時の距離を考えてファイバーの径を選ぶことも重要です。中距離、クレー射撃などを行う場合はやや小さめの照星を選びましょう。

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