空気銃の弾の特徴・弾道・種類や弾の速さを銃砲店が徹底解説

「空気銃を持ちたいけれど、弾の種類が多くてどれが良いのかわからない…」

そのような悩みをお持ちの方向けにこの記事を書かせていただきました。

空気銃の弾には種類があり、使用用途が異なります。また、注意して選ばないと思ったような射撃ができないということもあり、中々弾選びが難しい部類です。

そこで今回は、空気銃の販売を行っている銃砲店「シューティングサプライ」が、空気銃の弾について徹底解説します。弾の種類・特徴はもちろん、速度や弾道、選ぶ時のポイントは注意点まで紹介しているので、参考にしていただけると幸いです。

それでは、早速見ていきましょう。

空気銃の弾の特徴(速度と弾道)

空気銃の弾は「ペレット」とも呼ばれます。前方後円墳のような形をしているものが多く、バトミントンのシャトルのように真っ直ぐ飛んでいくことが特徴です。

速度については銃によりますが、一般的なエアライフルで「180m/sec」ほど。これは中距離で動物の頭を打ち抜ける程度の速さです。

弾道についてはかなり風と飛距離の影響を受けます。つまり、スコープのレティクル(十字)の中心では当たらない場面が多いということです。

風と獲物との飛距離を読んで、どれくらいズラして射撃すれば当たるかを考えながら狙います。この辺りはスナイパーライフルと似てますね。

では、空気銃の弾にはどのような種類があるのでしょうか?次の項目で紹介します。

空気銃の種類一覧

空気銃の種類は、大きく6種類あります。

  1. ラウンドノーズ型:最も多く使用
  2. ピアシング型:動物の止め刺しなどで使用
  3. 重量型:大型鳥類・中型獣類を撃つ時に使用
  4. ホローポイント型:威力が高いがあまり使われない
  5. ワッドカッター型:オリンピック競技などで使用
  6. バリスティックチップ型:弾道が安定するかつ高威力

この中でも多く使用される「ラウンドノーズ型」と「バリスティックチップ型」について詳しく紹介します。

ラウンドノーズ型

ラウンドノーズ型弾

 

特徴 弾道特性と衝突時のダメージのバランスが良い
使う場面 狩猟
注意点 狩猟用の弾の中では威力が低め
値段 5,500円
内容量 500発
一発あたりの価格 11円

※値段と内容量は一例です

空気銃の弾の中でも一般的な弾で、1発あたりの価格が安く使いやすい、銃砲店にはほぼ置いてあるといった特徴があります。

バリスティックチップ型

 

特徴弾道特性の良さと高ダメージをあわせ持つ
使う場面狩猟
注意点相性の悪い空気銃もある
値段5,700円
内容量100発
一発あたりの価格57円

ホローポイント型とピアシング型と組み合わせたような弾で、弾道が安定しつつ高威力と理想的な弾の一つです。

しかし、空気中との相性が出やすい弾でありかつ、1発あたりの値段が高いといったデメリットもあるため注意しましょう。

空気銃の弾を選ぶ時のポイント:初心者ならラウンドノーズ型

空気銃の弾を選ぶ際は、初心者であれば迷わず「ラウンドノーズ型」を選ぶようにしましょう。理由はクセが少なく当てやすい、比較的安い、入手しやすいといった理由です。

罠にかかった動物の止め刺しに使うのであれば、バリスティック型も候補に上がりますが一発あたりの価格が約5倍になるため、お財布と相談しましょう。

また、空気銃の弾にはサイズがあることにも注意が必要です。

注意点:空気銃の弾にはサイズがある

日本では主に4種類の空気銃の弾が使用されています。

7.62mm(0.30インチ):狩猟用(大型獣の止め差し、大型鳥類の駆除等)

  • 6.35mm(0.25インチ):狩猟用(鳥類全般)
  • 5.5mm(0.22インチ):日本で最も多く使われる狩猟用
  • 5.0mm(0.20インチ):狩猟用(銃自体の数が物凄く少ないです)
  • 4.5mm(0.177インチ):主に射撃競技用

空気銃そのものに口径が表示されており、異なるサイズの弾は使用できないため注意が必要です。購入前には必ず確認しましょう。初心者の方はどんなことをしたいかにもよりますが、まず5.5mmをおすすめします。

また、弾の種類だけでなく、重量も選び、事前にライフル射撃場で試し撃ちしましょう。

まとめ

今回は空気銃の弾(ペレット)について解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。

空気銃の弾のポイント
  • 空気銃の弾は「ペレット」とも呼ばれる
  • 速度は「180m/sec〜」、弾道は風の影響を受けやすく、スコープの中心では当たらないことが多い
  • 初心者にオススメの弾は「ラウンドノーズ型」
  • 空気銃の弾にはサイズがあるので注意する
空気銃の弾の種類
  1. ラウンドノーズ型:最も多く使用
  2. ピアシング型:動物の止め刺しなどで使用
  3. 重量型:大型鳥類・中型獣類を撃つ時に使用
  4. ホローポイント型:威力が高いがあまり使われない
  5. ワッドカッター型:オリンピック競技などで使用
  6. バリスティックチップ型:弾道が安定するかつ高威力

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