クレー射撃の据銃姿勢(構え方)を徹底解説!正しい肩付け位置、ほほ付け位置とは?

クレー射撃の据銃姿勢(構え方)を徹底解説!正しい肩付け位置、ほほ付け位置とは?

 

「クレー射撃の構え方が、いまいちよくわからない、しっくりこない…」

そのような方に向けて、この記事を書かせていただきました。

この記事では、銃のプロである銃砲店「シューティングサプライ」が、クレー射撃の据銃姿勢(構え方)について解説。肩付け位置ほほ付け位置など細かく解説させていただきます。

クレーを撃ち抜く爽快感を味わうためにも、まずは基本となる姿勢から学んでいきましょう!

 

立ち姿勢の基本

立ち姿勢の基本

 

立ち姿勢の基本は、以下の通りです。

  1. 足を肩幅に開き、右足を半歩下げる
  2. 膝を少し曲げる
  3. やや前傾姿勢で重心を気持ち前に置く

一つひとつ細かく解説します。

足を肩幅に開き、右足を半歩下げる

基本的には、肩幅くらいの広さが基本的なスタンスとされています。この時、右向き45度になるように右足を半歩下げます。左足については、右足と同じ角度でOKです。

右足、と書きましたが利き手が左の場合は左足を下げます。銃を持っている手の方を下げるというわけです。

膝を少し曲げる

膝を少し曲げるのも衝撃を受け止めるポイントの一つ。

具体的には、その場でジャンプをし、着地した際に沈んだ分がちょうどいいスタンスになります。

スキーをしたことがある方は、斜面を下る際の重心・膝の曲げをイメージしてもらえばわかりやすいと思います。この時、重心は両足に均等にかかるようにします。(慣れてきたら片足重心にした方が銃の取り回しが速いです)

 

やや前傾姿勢で重心を気持ち前に置く

ここが最も姿勢が崩れやすいポイントです。

前傾姿勢になるのは、発射時の衝撃を受け止めるためなので、姿勢を安定させておく必要があります。やりがちなミスとしては、「背中が反って下腹が出てしまう」「腰が引けており上半身だけが前に出てしまう」などです。

銃を持たず、姿勢を取った状態で前から肩を押してもらうのもオススメ。押された時に体がグラつかない、ブレない場合は、正しい姿勢を取れています。

 

肩付けの位置

肩付けの位置

 

クレー射撃には構えてからクレーが飛んでくる「トラップ射撃」と、クレーが飛んでから銃を構える「スキート射撃」があります。

トラップ射撃とスキート射撃で細かい片付けのコツは変わりますが、ここでは一般的に良いとされている肩付け位置と方法をご紹介します。

肩付けは、銃を構えて照準しやすい位置を基本として行います。ポイントは、銃床部をしっかりと肩に密着させ、自分方向にやや押し付けること。密着していないと、銃を撃った反動で肩を痛めたり、狙いが逸れます。

 

ほほ付けの位置

ほほ付けの位置

 

ほほ付けは真上から真下に下ろすようにします。マンガなどでは首が傾いたり、前傾になる表現がよくありますが、実際の射撃はほほ骨が銃床部に乗るような形になります。

浅いほほ付けの状態は非常に危険です。反動で銃が骨にぶつかり、怪我をするおそれがあります。ほほ骨に乗せる感覚が掴みづらい時は、口を大きく開けるとほほ骨の位置がわかりやすいためオススメ。

また、ほほ付けの位置はなるべく同じ位置にできるようになりましょう。(位置が変わると狙いがズレるため)

慣れないうちは白いビニールテープなどをほほ付の位置に貼ることも効果的です。

狙い(照門と照星)

慣れないうちは白いビニールテープなどをほほ付の位置に貼ることも効果的です。

 

狙いについては、照門と照星が重なるように狙います。狙い自体はそれほど難しくありませんが、実際に飛ぶクレーを追いかけるコツなど細かい点が多々あります。

詳しくは以下の記事で解説していますので、クレー射撃を当てられるようになりたい方はぜひご覧ください。

 

トラップ射撃のコツを銃砲店が徹底解説!命中率UPのためのポイントをおさえよう!

 

スキート射撃の狙い方を銃砲店が徹底解説!各射台のコツや練習方法を紹介します

 

き目の確認

利き腕と同じように、目にも「利き目」があります。利き目の調べ方は以下の通り。

  1. 手でOKの形を作る
  2. 目標となる的を輪っかの中から両目で見る
  3. 左目を閉じ、右目で見る
  4. 右目を閉じ、左目で見る
  5. 両目で見た時とズレが少ない方が利き目

利き腕と同じように、目にも「利き目」があります。利き目の調べ方は以下の通り。

 

グリップの握り方

利き腕と同じように、目にも「利き目」があります。利き目の調べ方は以下の通り。

 

グリップの握り方は以下の通りです。

  1. コームに利き手の親指の付け根を密着させる
  2. 軽くグリップを握る
  3. グリップを握ったまま人差し指を伸ばす

左手は先台を握りますが、力はあまり入れず手を添えるように持ちます。

経験者からのコツ・アドバイス

左手は先台を握りますが、力はあまり入れず手を添えるように持ちます。

 

ここではクレー射撃好きの「シューティングサプライ」メンバーから、クレー射撃の姿勢についてアドバイスさせていただきます。

正しい姿勢を取るには、家での据銃練習がとても大切です。どのようなタイミングでも、常に同じ肩・ほほの位置に銃を持ってこれるよう繰り返し練習します。

 

まとめ

今回はクレー射撃の肩付け位置やほほ付けの位置、姿勢について詳しく解説させていただきました。この記事のポイントは以下の通り。

 

  • 立ち姿勢は足を肩幅に開き、やや膝を曲げ前傾姿勢
  • 肩付けは照門・照星が一直線になるようにし、肩と銃床を密着させる
  • グリップはコームに利き手の付け根を密着させ、優しく握る

私たち「シューティングサプライ」では、クレー射撃に関することだけでなく、銃や弾の所持に関する相談、新品・中古銃の販売などを行なっています。

 

これからクレー射撃を始めたい方、初心者で何をすれば良いかわからない方はお気軽にご相談ください。シューティングサプライが主催でクレー射撃を行うこともありますので、一緒にクレー射撃をできる日を楽しみにしています!

 

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定休日 土曜日PM・日曜日・祭日
連絡先 0166-63-5210
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駐車場 あり(3台程度)

 

 

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