ライフルスコープ、初めての基本の「キ」!

皆様こんにちは!

シューティングサプライ わたなべです。

 

 

 

今回は銃に搭載する光学機器「ライフルスコープ」についてのお話です。

まずは最初のイロハで、これを覚えておけばとりあえずはなんとかなる!

といった入門編の内容です。

銃に載せようと思うがどれを選んだらよいかわからない、倍率をどの辺にしようか悩んでいる、購入したは良いがいまいち触り方が分からない…

といった最初の疑問をざざっとかいてみました!

 

 

 

初めて選ぶスコープのポイント

「ライフルスコープ」と一言でいっても色々なメーカー・種類がございます。

最初に搭載するものとして何が良いのだろう?と疑問になりますね。

まずは初めての1本を選ぶ際のポイントを数点あげてみました。

 

 

1・搭載する銃で、どれくらいの距離のものを撃つのか。

色々な倍率比が存在しますが、北海道で牧草地にいるエゾ鹿猟に1-4倍や道外でのイノシシ巻猟で6-24倍

はまずもって不向きですよね。

おおよそどれくらいの距離で使用する。といった考えから倍率比を決定してみてはどうでしょうか。

 

2・狩猟や有害駆除がメインなのか、標的射撃がメインなのか。

獲物を狙うのか、標的紙を狙うのかで倍率もそうですが、レティクル(除いた際の十字線のデザイン)の選択も狙うもので変わってきます。

獲物の場合は出会った距離がまちまちですので、距離に応じて弾道のドロップを補正できるレティクルが、

標的紙の場合はなるべく細く邪魔にならない程度のレティクルが、お勧めです。

 

3・予算(選んだスコープに装備されている装置の有無)は適切か。

少し論点からはずれてしまいますが、予算やその希望スコープにある装備が適切か、も重要です。

確かに高価なスコープは明るいですし、色々な装置が付いてて便利です。前述の明るさは価格相応ですが後述

の色々な装置は時によって宝の持ち腐れや、逆に狙いにくくなる・慣れないと使いにくい原因にもなります。

最初の1本目はあまり色んな装備がないシンプルなスコープをお勧めします。

 

 

まだまだポイントはありますが、とりあえずはこの3つを重点に置いて探してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

どれくらいの倍率がよいのだろうか?

スコープを選択・搭載する際に一番悩むところではないでしょうか?

当社でのスコープ関係のお問合わせやアドバイスでも「どれくらい倍率があったらよいか」といった相談があります。

一言で言うと「載せたい倍率を載せなさい!」なのですが、答えになってないですし少し冷たいですよね(^^;

筆者が個人的に考えた、これくらいなら使いやすいのではないかな?といった倍率比をご紹介したいと思います。

今回は初めてのライフルスコープですので、散弾銃やエアライフルに重点をおいてお話します。

倍率比は安価な設定の多い4倍比に固定します。

 

 

散弾銃の場合

 

1-4倍 ~ 専ら近い距離を狙う又は動いている物を狙う。

2-8倍 ~ 近いもの・動いている獲物も狙うが、50~100mの距離の獲物も視野に入れたい。

3-12倍 ~ 概ね近いものや150mほどの範囲まで万遍なく使いたい場合。

4-16倍 ~ 上記と同じ、100mまででの標的射撃にも不足なく使用できる。

6-24倍 ~ 専ら遠い距離100m~の獲物を狙う、100m以上の標的射撃に使う。

単倍(倍率固定) ~ 兎にも角にも明るさを求める場合、専ら標的射撃ばかり使う場合。

 

・1-4・2-8・3-12の場合、射撃場でのサイト合わせや練習射撃の場合着弾が見えないことがほとんどですので別途監的スコープがあると便利です。

・4-16・6-24の場合、フォーカス調整を有するスコープがほとんどです。

・基本的な倍率が上がれば上がる分重量は増します。かつ、1-4等の極近距離スコープは本体性能を求められるものがほとんど(低倍率を解像するのは技術を要するようです)なので高価になりがちです。

・単倍スコープの場合は、標的射撃で撃つ距離で倍率をお考えしていただければよいかと思います。狩猟向きの低倍率固定(6倍や8倍)のスコープも一部であるようです。

 

 

エアライフルの場合

 

エアライフルの場合は、狙う獲物が小さいため気持ち高めの倍率を持ったスコープをお勧めします。

4-16・6-24でもオーバースペックではないと思います。

標的射撃練習(競技を除く)の場合でも同じで、弾が小さいため基本倍率の高いスコープが良いです。

エアライフルは反動がほとんどないに等しいので、ホビー用でも良い!といった声もたまに聞きますが上記の通り獲物や狙うものが小さく、かつホビー用は鮮明度に欠けるものがほとんどですので実銃用をお勧めします。

 

 

 

各部の名前・働き

スコープを選択して、銃に搭載して終わり!ではございません。

実射でのサイト調整が必ず必要になってきます。

いくら高級なスコープを正確に搭載しても、きちっとしたサイト調整ができなければ本末転倒ですし無駄弾を撃つだけでなく、時によっては弾がどこに行くかわからない状態になり非常に危険ですね。

サイトを合わせる際の各部の名前・働きです。

関係のない部位も紹介してますが、お付き合いください(笑)

あと、フリーハンドの芸術的な書き込みをお許しください(;^ω^)

 

①対物レンズ

スコープのスペック表で「3-12×40mm」というスペックだった場合の「40㎜」というところが対物レンズの径です。

スコープ本体の最外縁の直径ではなく、あくまで中のレンズの外径を表してます。

大きくなればなるほど光の取り込める量が多くなり明るく感じますが、その代わり銃身にぶつかりやすくなるためスコープ自体をハイマウントさせなければなりません。

 

②ヴィンデージ(左右)調整ノブ 及びキャップ

サイト調整の際左右に狂ってた場合、こちらのノブを回転させて調整します。

調整する際の動き量はスコープのスペック等でまちまちですが、一般的には1クリック・1/4MOAです。

キャップ付きの場合は、サイト合わせが終了したら忘れず取り付けてください。

キャップを忘れて露出している場合や、元々キャップが無いものも存在します。猟の際は誤って回さないよう注意が必要です。

 

③エレベーション(上下)調整ノブ 及びキャップ

上記のヴィンデージと同じく、こちらは上下方向の狂いを調節するノブです。

動き量や注意点はヴィンデージと同じです。

 

④倍率調整ノブ

スコープのスペック表で「3-12×40mm」というスペックだった場合の「3-12」というところが倍率調整ノブの当てはまるところです。

その名の如く、倍率を上げたり下げたり調整するノブです。

「3-12」といったスペックですと、最小は3倍、最大は12倍となり概ね1倍刻みで目盛りが刻んであります。

猟の場合はこの倍率!といったのはございませんので、任意の扱いやすい倍率で使っていただくのがよろしいかと思います。

射撃場では載せているスペックの最高倍率にして撃つのが一般的です。

 

⑤視度調整部

スコープを覗いた際、中のレティクル※がぼやけている又はレティクルの向こう側の景色がぼやけている場合、スコープと目が合ってないこととなります。そこでこちらを回転させてどちらもはっきり見える場所まで調整します。

一度調整すると、しばらく触る事はありません。

 

※レティクルとは

スコープの中の十字線の総称です。デザインによって名前が追加されたりします。

メーカーによって同じレティクルデザインでも呼び方が異なる場合がございますが、デザイン自体はほとんど同じことが多いです。

代表的な名前として「デュプレックス」「ミルドット」「ジャーマン4」「ヘアライン」があります。

 

⑥接眼レンズ

目で直接覗く側のスコープでいうと後ろ側のレンズになります。

こちらはスペックに外径などの記載はなく、特に調整するノブ等もございません。

 

⑦視差調整ノブ(設定があるスコープのみ 写真のスコープはないタイプです)

倍率比や倍率自体の小さいスコープには装備されていないことが多いですが、概ね倍率比が4倍比以上や上の倍率が12倍を超えるスコープには近い距離と遠い距離でスコープを覗いた際焦点が合いきれずパララックス※が発生します。

こちらを強制的に修正するノブとなります。

「サイドフォーカス」という名前で、②ヴィンデージノブの反対側にあるタイプや、「フロントフォーカス」という名前で①対物レンズの最外縁に付いてるものもございます。

射撃場での射撃等、明確に距離がわかる場合はその距離の位置に調整し、狩猟等距離が定まらない場合で使用する場合は無限「∞」位置に合わせて使用が一般的です。

視差調整ノブのないスコープはパララックスフリーと呼ばれ、概ね100ヤードで視差が合うよう固定されているものがほとんどです。近いものも遠いものも万遍なく焦点が合うよう設計されてます。

 

※パララックスとは

日本語で視差と呼び、見ている物の距離が設定距離より大きく異なると、物がレティクルの位置に焦点を結ばなくなる現象をいいます。

パララックスが適切でない場合、スコープを覗いている目を細かく左右に振った場合レティクルに対して見ている物がズレる現象が発生します。

 

⑧チューブ径

サイト合わせには全く関係ないですが、銃へ搭載する際に重要なところです。

メーカーやモデルによってサイズが変わってきます。そのスコープのチューブ径に適したスコープリングを用意してあげないと上手くインストールできません。

エントリーモデルは1インチ(25.4㎜)が多く、30㎜がひと昔前は高級スコープの代名詞だったようですが最近では一般的な太さになりつつあり、昨今の上級モデルは34㎜や40㎜といったサイズもございます。

太くなれば太くなる分視界が広くなるので単純な見易さに繋がりますが、その分値段も増していきます(;’∀’)

 

 

 

 

 

銃の場合は購入・所持後に初めて射撃場で撃ったりと、試し撃ちができないのがイタいところですが、スコープ単体でしたら銃本体ではないので気軽に触れて覗いてみて比べることができますね。

※他人の銃に乗っているスコープは触れることはできませんよ。

 

まずはライフルスコープの基本のキ、ということで書いてみました。

まだ色々と触れなければならないところはあるのですが、今回は「選ぶポイント」「各部の働き・名前」「目的にそった倍率選択」を知っていただければおのずとご自身に合うスコープが絞れてくると思います!

 

当社でも各種ライフルスコープを取扱しております。

僅かですが一部メーカーや一部モデル、在庫しています。

お取り寄せもできますので、お気軽にお問合わせください!

 

 

 

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Shooting Supply  わたなべ

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