
2025年11月15日、浦臼国際射撃場で行われたベレッタのライフル「BRX-1」の試射会に参加して来ました。 今回はその当日の様子と、実際に撃ってみた感想をレポートします。
試射会の様子と当日の流れ
浦臼は30分ごとに標的紙の張替えをしてくれることと、3つの口径それぞれ1台ずつの銃が用意されており、参加の時間を事前に予約して同じ口径の銃の試射時間が被らないようになっていました。
私の所持ライフルの口径はボルト式308ウィンチェスターなので、試射もBRX-1の308ウィンチェスターを選択。 私と同じ時間帯には、来年ライフルを持てるようになる方が下見に来ていたり、既にBRX-1を持っている方(300WINMAG所持)が他の口径の銃を見にいらしたりと、色々な目的の方が参加されていました。
イタリアから担当者が来日!過酷なテストもクリアする耐久性
今回はただ銃を試射出来るというだけではなく、なんとイタリアよりインターナショナルセールスマネージャーのマルコス・フェルナンデス氏が来日し、直接説明をしてくれました。
動画を観ながらの説明でしたが、一般用猟銃には必要のない厳しい軍用銃レベルのNATOテストの様子が紹介されました。銃をカチンカチンに凍らせたり、水をザーザーかけながら連発してみたりと、過酷な状況でもちゃんと作動するということが確認済みのライフルでございます。
BRX-1の大きな特徴:左右対応&マルチキャリバー
この銃の大きな特徴として挙げられるのが、以下の点です。
- 完全な両利き用:ボルトハンドルの向きに関わらず排莢口の向きも設定可能。
- マルチキャリバー:なんと替銃身を用意すれば、308WINから300WINMAGまでたった1台の銃で使えてしまいます!!(正確には替え銃身を購入すると、弾倉・ボルトヘッドもセットで付いてきます)
- 調整機能:トリガーも調整可能。
カスタムをしなくても大体の調整が出来てしまう銃です。逆に「カスタムしようにも出来ない銃」とも言えますが、手をかけなくてもほぼ完成している状態の銃が欲しいという方にはぴったりではないでしょうか。
直動式の不安を払拭する堅牢なロックシステム
こちらの銃、皆様ご存知の直動ボルト式のライフルで、ボルトハンドルを下におろす作業がない分早く撃つことが出来ます。
所持されている方の「最初あるある」かも知れませんが、弾を込めた後ボルトをガタガタさせてちゃんとセットされているか確認してしまいました(笑)。撃った瞬間、ボルトが後ろに下がってきたもんなら大怪我じゃ済まないですが、マルコス氏曰く「そんなこと起こるはずがない」とのこと。
なぜなら、マグナム口径以外は8箇所、マグナム口径は18箇所ものボルトのロッキングラグが噛み込んで、発射ガスでボルトが後ろに吹き飛ばないようになっているそうで。 昔、◯◯社の直動式はボルトが後ろに飛んできたと聞いたことがあるけど、これは無い!とのお話。おーこわ。
いざ実射!反動と撃ち感の感想
的を100Mにセットしてもらい、いよいよ試射。3名参加のうち、射撃をするのは私一人だけ! みんな私の後ろにスタンバイしてなんだか緊張しました。
事前に支給していただいたウィンチェスター製実包5発を撃ち切り、結果はお恥ずかしいので公開しませんが、非常に撃ちやすい銃でした。(だってスコープ合わせてないもん、10点なんて当たるわけない 笑)
元々パワーが強い口径ではないですが、私のティッカT3xよりも反動が柔らかく感じました。反動についての説明は特にありませんでしたが、同じコメントは他でも聞くようです。
まとめ
弊社では特に左利きの方からおすすめのライフルは?と聞かれたときに、まずこちらをご紹介しております!本日時点では1ユーロ180円と、二度見するくらいの為替ですがその価値はあると思いますよ!
狩猟のギモン、YouTubeでお答えします
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