日本で狩猟を始めるには、狩猟免許が必要です。
狩猟免許とは、狩猟を行う際に必要な免許で、網猟・わな猟・第1種銃猟(装薬銃及び空気銃)・第2種銃猟(空気銃のみ)を指し、猟法に応じた免許が必要です。
しかし、実際に狩猟免許を持っている方が近くにいる!という方は少ないでしょう。そこで今回は北海道での第1種銃猟の狩猟試験の受験方法や登録の流れをご紹介していきます。
都道府県によって方針が異なる場合がございますので、必要に応じて、各自治体にお問い合わせください。
狩猟の免許取得試験までは書類を用意し、勉強に勤しむ!
狩猟免許試験の申し込みをする
あらかじめ試験開催日時を確認の上、書類を用意、作成します。
開催日時は北海道へお問い合わせください。
狩猟免許申請書 | |
銃砲所持許可証の写し | 所持許可証がない、又はこれからの方は法第40条第2号~第4号までに該当しないことを証する医師の診断書 |
顔写真 | 縦3センチ×横2.4センチ
申請前6か月以内に撮影したもの |
収入証紙 | ¥5,200(初めて受ける方)
¥3,900(他に銃・罠・網の狩猟免許持っている方) |
返信用封筒 | 直接提出される方は不要です。
封筒を入れる際は切手の貼り付けを忘れずに! |
銃砲所持許可証の写しの欄で、医師の診断書に関して詳しく書いたのには理由があり、これは銃の所持許可申請時に使用した医師の診断書が使えないからです。
狩猟免許試験申し込み時の医師の診断書は一部項目が異なっており、使い回せませんので、ご注意してください!
上記書類を用意・作成し、北海道の振興局環境生活課へ提出します。
受理されると受験票と狩猟読本(教科書のようなもの)を受け取ります。
狩猟読本で勉強する
試験日までは狩猟読本を用いて勉強します。
- 狩猟に関しての考え方
- 法令
- 鳥獣に関する知識
- 猟具に関する知識
- 狩猟の実施方法等
など試験内容に合わせた学習ができるので、しっかり読み込んでおきましょう。
狩猟試験予備講習会を受講する
狩猟試験開催日の約1週間前に大日本猟友会各支部で開催する「予備講習会」というのがあります。
こちらの受講は任意ですが、
- 狩猟試験時に行う猟具の実技試験
- 鳥獣判別
- 距離の目測
- 出題傾向等
を事前に講習していただけます。
初めて狩猟試験を受験される方は不安な点もあるかと思われますので、是非こちらの受講をオススメします。
申込み | 北海道の猟友会各支部に7日前までに申込みに行きます。
講習日は事前に確認しましょう。 |
費用 | 13,000円
(受講するカテゴリなどによっても価格変動ございます。) |
申込完了後に講習会の会場や集合時間等を教えてくれます!
講義
ほぼ丸一日かけて講義を受けます。
昼食の持参がオススメです。
先述したように、試験内容をしっかり教えていただけますし、内容を理解するまできっちり教えてくれます。
実技
実技も行うことができ、猟具(模擬銃)を使用して実技の練習をします。
鳥獣の判別も実際に試験で使われる鳥獣を描いた紙(通称紙芝居)を用いて判別が紛らわしい鳥類の特徴も教わることができます!
狩猟の試験内容はあらかじめ把握しておく!
試験内容は大きく3つに分かれています。
知識試験(筆記) | 法令、猟具、鳥獣、鳥獣の保護管理に関する知識 |
適性試験 | 視力、聴力、運動能力 |
技能試験 | 具の取扱い、鳥獣の判別、距離の目測(銃猟のみ)等 |
知識試験は終了次第合否が発表され、合格した受験者のみ適正試験や技能試験に進むことができます。
より詳しい内容はこちらをご覧ください!
合格して終わりじゃない!狩猟者登録を忘れずに!
試験後1ヶ月程度で合否判定が郵送されます。
「やったー合格した!これで狩猟できる!」
ちょっと待ってください。
合格してすぐに狩猟に行けるわけではなく、狩猟者登録が必要です!
猟期に入る前に北海道に申請登録をし、狩猟者登録を受けた上で狩猟者登録証を携帯し、狩猟者バッジを身に着けた状態でようやく狩猟可能スタートとなります!
また、他の都道府県でも複数登録することは可能ですが、その都度各都道府県にて狩猟者登録の申請をする必要がありますので、注意しましょう。
猟銃者登録の詳しい流れについてはこちら!
猟銃所持許可証は狩猟する人はみんな必要?
狩猟免許申込みの一覧にもチラッと出てきましたが、猟銃所持許可は銃猟免許の場合は必ず必要になってきます。
各都道府県の公安委員会によって交付されますが、実際の窓口は、自分が住んでいる場所を管轄している各警察署の生活安全課です。
取得までの詳しい流れはこちらをご覧ください。
まとめ:手順を追って合格・登録して一人前のハンターを目指そう!
今回は北海道の狩猟試験の受験方法や登録の流れをご紹介してきました。
この他にも国有林や道有林で狩猟を行いたい場合は「入林承認申請」で入林の手続きをする必要もあります!
このように、狩猟をするまでには多くの段階を踏む必要があるので、初心者1人で狩猟に出るのはなかなかハードルが高いです。最初は地元の猟友会に入り、先輩ハンターから現場を教わりながら、狩猟のイロハを学んでいくことをオススメします。
旭川のシューティングサプライでは、新品・中古の散弾銃をはじめ、ライフルなどを販売しております。銃器を選ぶ上で、アドバイスも可能ですのでお気軽にお越しください!
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