ブローニングの歴史と名銃紹介!散弾銃からライフルまで!

ブローニングの歴史と名銃紹介!散弾銃からライフルまで!

「ブローニング」は銃が好きな方はライフル、ショットガン、重機関銃、様々な分野で耳にしたことがあると思います。

 

今回は、そんなブローニング銃の生みの親、ジョン・ブローニングと彼が作った銃の歴史について紹介していきたいと思います。

 

記事の最後では、実際に狩猟で使われている銃も紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

目次

ブローニング銃の生みの親!ジョン・ブローニングの紹介

ジョン・ブローニングが生み出した銃の活躍と世界中で評価される理由

ジョン・ブローニングが設計した銃

まとめ

 

ブローニング銃の生みの親!ジョン・ブローニングとは

ブローニング銃の生みの親!ジョン・ブローニングとは

 

ジョン・モーゼス・ブローニングアメリカの銃設計者です。

 

19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍し、数々の名銃を生み出しました。

まずはブローニング本人について紹介していきます。

 

10代前半で、鉄くずからライフルを作る

ブローニングの父親は銃の専門店を経営していたようで、子供の頃から彼は銃に触れてきました。

 

そして10代前半(資料によっては10歳とも、13歳とも)、鉄クズを集めてライフルを作成します。

 

そして24歳の時、本格的なレバーアクションのライフルを作成し、特許を取得

 

弟のマシューと共にブローニングアームズ社を立ち上げます。

 

ガス圧作動方式を開発

1890年代までの銃は、レバーアクションやボルトアクション、ポンプアクション式の銃がほとんどでした。

 

しかし、ブローニングがガス利用の装填方法を考案した事で、世界にセミオートライフルが広まります。

 

ブローニングという名前を聞くと、ライフルや重機関銃を思い浮かべる人が多いでしょう。

 

しかし、彼は銃の天才。

 

ハンドガンからショットガンまでお手の物で、あらゆる分野の銃を設計しています。

 

ポンプアクションを開発したのも彼であり、最も有名なハンドガンの一つ、コルト・ガバメント(M1911)の設計者も彼です。

 

ブローニング銃の活躍と世界中で評価される理由

ブローニング銃の活躍と世界中で評価される理由

ブローニングの銃は、西部開拓時代末期から現在まで活躍し続けています。

 

特にBAR(Browning automatic rifle)と呼ばれる自動小銃は有名で、第二次世界大戦時アメリカ陸軍にて運用されました。(ブローニングM1918)

 

このように、ブローニングの銃は軍隊に使用されることが多かったため、広く名が知られています。

 

現代でも、アメリカ陸軍が重機関銃「ブローニングM2HB」を使っているなど、歴史がありながらも現代戦で通用する銃を作成しています。

 

前身であるブローニングM1921はその名の通り1921年の銃ですので、100年間使われ続けてるんですね…やはり天才(ちなみに、陸上自衛隊の重機関銃も、ブローニングです)。

 

ジョン・ブローニングが設計した銃の数々

では、実際にジョン・ブローニングが開発した銃を見ていきましょう。

 

ここでは狩猟で主に使われる種類である、ショットガン、ライフルに絞ってお話します。

 

ショットガン

ウィンチェスターM1887

 

世界で初めて世に出たレバーアクション式ショットガンと言われています。

(それまでに開発段階の物は多くあったようです)

 

元々はポンプアクション式のショットガンとして開発されていましたが、ウィンチェスター社の要望でレバーアクションに変更になったとのこと。

 

映画「ターミネーター2」で、バイクに乗ったシュワちゃんがぶっ放してたやつです。

※シュワちゃんが使ってたのはソードオフ(銃床を短く改造)したもので片手で撃ちやすくしたものです。もちろんあの状態は日本では所持許可の対象になりません。

 

オリジナル品は現存してても博物館レベルとなりますが、レプリカのそっくりなモデルもございます。

 

キアッパ M1887

イタリアのキアッパ(Chiappa)ファイヤーアームスが製造したレプリカショットガンです。

28インチの交換チョーク式銃身タイプか、22インチの短い銃身(こちらは交換チョーク式ではありません)の2種類がラインナップしてます。

 

ブローニング・オート5

ブローニング・オート5(レミントンM11)

5の由来は、装弾数が5発(薬室1+弾倉4)であることから。

※日本での現在流通品は薬室1+弾倉2に改造されてます。

 

当時のショットガンは、装弾数が2発までのものが多く、これは革命的な出来事でした。

そんな革命的な銃であるにも関わらず、発売までは難航します。

 

今まで数十年のパートナーとして銃を作り続けたウィンチェスター社とは、この銃の支払い条件に関して同意が得られずボツに。

国内大手メーカーであるレミントン社に持ち込むも、返答待ちしている間にレミントン社の社長が亡くなり、それどころじゃなくなります。

 

海を渡ってベルギーに行き、FN社に頼んだところでようやくこの銃はリリースされました。

 

ゲームでは「レッド・デッド・リデンプション」に登場。西部開拓時代の銃と考えると、ロマンがありますね。

 

ライフル

レミントン M8(レミントン・オートローディング・ライフル)

 

その名の通り、セミオートで装填されるライフルであり、外見的特徴としてはAK-47によく似たセーフティレバーを持ちます。

 

アサルトライフルのようにマガジンを下から入れるタイプではなく、上部から5発の弾を込めるタイプ。

 

特徴としては、銃身部分の分解が比較的素早く行えるため、狩猟の際にトラブルが起きても素早く銃身交換をすることで状況に対応できる点にあります(しかも工具不要)。

 

ですが、本格的な分解となると小さな部品が大量にあり、分解整備が困難な銃でした。

 

ゲーム「バトルフィールド1」に登場。第一次世界大戦が舞台のゲームなので、この頃の銃は多く登場します。

 

ウィンチェスターM1894

ウィンチェスターM1894

レバーアクション式のライフルであり、弾倉への給弾は横から込めるタイプ。

 

ボルトアクションに比べリロードの工程が少なく、ポンプアクションに比べ銃を安定させた状態でリロードできる素敵な設計。

 

レバーアクションライフルの完成系と言われています。

 

なぜ流行らなかったのかというと、この後の銃はどんどんセミオートライフルになっていくからです。

アンダーレバー式は構造上ロッキングが強固ではない為、圧力の強い装弾を発射できない特徴があり、同時に衰退していきます。

※後に素材の改良やロッキング部の工夫で強い装弾を発射できるアンダーレバー方式も出て来てます。

まとめ

今回はブローニングの歴史と、名銃についてお話しました。

  • ジョン・ブローニング天才銃設計者だった
  • ブローニングの銃は軍隊でも多く使用され、知名度が高い
  • 現代の狩猟でも使用可能な銃が多くある

 

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